アスベストが含まれるかどうかを調査します

解体前にしっかりチェック

アスベスト調査報告:材料種類ごとの石綿含有の有無

time 2023/08/09

アスベスト調査報告:材料種類ごとの石綿含有の有無

アスベストの事前調査報告の中で、材料種類ごとの石綿含有の有無といった項目での入力の間違いが多くなっているといいます。アスベストの事前調査報告は、行政が運営しているシステムを活用して行うことになりますが、入力間違いがあると受理されませんので十分な注意が必要です。なお、材料種類ごとの石綿含有の有無への入力は、解体および改修工事の範囲内の材料が対象になります。具体的には、木造の戸建て住宅の解体工事を実施する際に、吹き付け材料が使用されていないとき材料欄の中で石綿含有の有無は入力になります。

ここで入力が必要になるのは吹き付け材が使用されているときのみで、これは保温材や成形材なども同じ意味です。仮に、の欄の中で石綿含有の有無が「無」になっている場合、工事対象になっている建築物もしくは工作物にアスベスト非含有の材料が使用されているといった意味になり、調査結果とは異なる報告になってしまうわけです。吹き付け材の欄に入力するのは、事前調査でのアスベストの有無に関係なく、噴射タイプの石綿・ロックウール・バーミキュライト・パーライトのいずれかを使用しているケースです。噴射タイプのタイルおよびリシンは、仕上げ塗材の欄に入力しなければなりません。

吹き付け材が使用されている場合は、分析により石綿有無を判断する方法と含有を「みなし」にて対策を行うなどが必要です。判断が難しいときには、問い合わせを行って正しい情報を入力しましょう。

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