アスベストが含まれるかどうかを調査します

解体前にしっかりチェック

アスベストの事前調査の必要性と流れについて

time 2023/08/21

アスベストの事前調査の必要性と流れについて

2006年以前に建築されている住宅の多くはアスベストを含有する建材が使用されている、これを解体したりリフォームでダメージを与えると建材に含まれている石綿の物質が空気中に浮遊するので、これを吸い込めばさまざまな健康被害に繋がるため、事前調査が欠かせません。これをせずに解体工事やリフォームを行うと、工事関係者や近隣に住んでいる人、そして家の持ち主など健康被害を受けることになるわけです。アスベストの事前調査は、設計図書などを利用した書面と現地での目視の2つで構成されるものです。最初に設計図書に記載されている内容で、工事対象物に活用されている材料のおよび設置工事が行われた日を確認、これに加えて確認した材料に石綿の含有の可能性を確認します。

現地では、書面で確認した内容と異なる部分がないのか、目視で行うのが特徴です。書面や現地での調査を行ったものの、アスベスト含有の判断が難しいときには現地で対象となる材を採取して分析調査を実施します。なお、分析に使用するサンプルの採取は誰もが従事できるものではありません。サンプル採取ができる人は、厚生労働大臣が定めた実技講習を受講、それの修了試験に合格した人や合格者と同等以上の知識および技能を持っていることが認められた人です。

ちなみに、事業者および元請け業者に対して、工事に必要な事前調査記録の作成への義務付けが行われているのですが、記録された内容な作業に従事する関係者への提示が必須とされます。さらに、自治体などに対して調べた結果の報告義務もあります。

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